本書は、トヨタ自動車の奥田碩会長が会う人ごとに一読を勧めたとして一躍有名になった。内容は、日本経済の危機的な状況と、それを打開するために政府が進める聖域なき構造改革の意味を寓話形式で描いたもの。この寓話の結末は刺激的だ。小泉純一郎首相を思わせる主人公のライオン王は、財政破綻寸前に追い込まれたネズミの国(日本)を救う最終手段として、民間資産の3割を国が吸い上げる財産税を導入。国は財政破綻を免れるが、個人と企業は大きな痛みを被る。
日経ビジネス 2002/05/20 Copyrightc2001日経BP企画..All rights reserved
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吉田 和明 (よしだ・かずあき)
三島由紀夫、吉本隆明などの近現代文学を中心に著書多数。特に『フォー・ビギナーズ・シリーズ』や『あしたのジョー論』など、精力的な新ジャンルの開拓は各界から評価が高い。他に、専門学校講師やセミナー講師、総合評論誌「テーゼ」の主幹。
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『ライオンは眠れない』 サミュエル ライダー (著) 葉 夏生 (原著) 実業之日本社/900円(税込)
寓話に登場するのはライオン王、ジャジャネコ大臣、ネズミ議員、タカ長官、ハト代表たちです。その寓話をめぐって、山之内家の人々が感想を述べあいます。彼らの会話の中に、あなたも加わってください。途中で不安を感じるかもしれませんが、読み終わったあとは、きっと人生への新しい希望と勇気を取り戻すことでしょう。
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